本篇は 「複数IOの管理方式v1.0」 をベースにした続編にあたります。 2024/3/12 trout (Kazuo Yamauchi)
最終目標は、マルチCPUシステムを構築することです。
このシリーズは、 googleで 「msp430info multi-IO」 で検索すると表示されます。
詳細は、添付デモシステムとドキュメントをご覧ください。
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① デモシステム(zip)
4線式マルチスレーブのドライバとISR、およびIOライブラリ一式、ポーリング通信とポーリングリクエスト通信のデモプログラム(マスターとスレーブ)一式が入っています。
② ドキュメント(pdf)
この4線式SPIの特長、信号タイミング、スレーブからマスターへのリクエストと、それらを制御するAPIライブラリを説明してあります。
抜粋部分を下記に掲載いたします。
1) 特徴
このSPIライブラリは次の特徴を持っています。
・ CS(チップセレクト)信号により、マルチスレーブとの通信を制御できます。
・ CS信号でスレーブのIO開始・停止を制御して、スレーブのビットズレを防止します。
・ マスターから複数スレーブに対しポーリングして、1対nの通信ができます。
・ さらに、スレーブからマスターに、CS信号線を使いポーリングのリクエストができます。
・ SPI通信をバックグラウンドで動かせます。
これにより、アプリケーション処理とも並行動作できます。 さらに他のペリフェラルとも並行動作ができます。
・ 通信パケットは可変長です。 マスター/スレーブの指定サイズが大きいサイズで通信します。
2) 実験装置
写真が簡易的に組み上げた装置外観です。
EXP430G2+G2553 を3台使い、上(奥)の1台がマスター、下(手前)2台がスレーブです。
3) ブロック図
上記の実験装置をブロック図にすると下記になります。
4) CS(チップセレクト)信号
スレーブからポーリング要求を出して、マスターがポーリング通信をしたときのCSとCLK信号のタイミングです。
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[ msp430info, trout, multi-IO, 4w SPI ]